会社の築四十年にならんとする社屋は、増築と改築で何が何だか分からないように入り組んだ古い建物でした。あちこちに隙間が出来、事務所で使っていた場所にも床と壁の接点に小さな穴がありました。なぜか毎年その穴からこおろぎが現れ、事務所を横切ってはまた別の穴に消えて行くのです。昆虫だから毎年違う虫と思いますが、同じように、、、。(2008年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
会社の築四十年にならんとする社屋は、増築と改築で何が何だか分からないように入り組んだ古い建物でした。あちこちに隙間が出来、事務所で使っていた場所にも床と壁の接点に小さな穴がありました。なぜか毎年その穴からこおろぎが現れ、事務所を横切ってはまた別の穴に消えて行くのです。昆虫だから毎年違う虫と思いますが、同じように、、、。(2008年秋詠)
虫には虫の世界の伝統が有るのでしょうか?
暑い夏が続く中、いつの間にか虫の音が聞こえるようになりました。
季節は移りまた年を取ると思うと何やらさびしい気持ちにもなります。
年をとるのもまんざら悪くは無い、と言うのは強がりになりますが、
俳句の世界では六十なんて洟垂れ小僧です(笑)。