機関区をはみ出す鉄路草いきれ

帰省に伯備線を利用していた頃は、岡山駅を出てしばらくは何本も線路のある広大な駅の風景が続き、駅って広いなと感じていたが、句会へ行くのにその線路沿いを歩くようになって、改めてその広さを感じている。電車の窓から眺める線路が中心にある風景と違い、たくさんの鉄道関連の建物や施設が町と複雑に入り組んでいるのが見え、興味を惹かれて飽きない。古い機関区の大きな建物では、開け放った大戸のむこうに整備されている機関車が見える。引き込み用の線路は機関車の下からその大戸を出てフェンス際まで敷かれ、夏には草に覆われている、、、。(2012年夏詠)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です