組体操少年秋の空にあり

組体操と言えばいつも一番上かその下ぐらいで、あまり楽しかったという記憶はない。最後に笛の合図で一斉に潰すのが組体操の見せ場だが、これは上のほうだったからか、痛かった記憶はない、、、。子どもの中学校の運動会が雨後のぬかるんだグランドであったことがある。こんな中で、と思うような中で組体操が進んで行き、見学席からは感嘆の声が上がっていたが、最後の笛と同時に上がったのはお母さんがたの悲痛な叫び声だった。退場門へ向かう子どもたちの体操服は一様に泥だらけだったが、子どもたちにとっては良い思い出になっただろう、、、。(1999年秋詠)

「組体操少年秋の空にあり」への2件のフィードバック

  1. 組体操の花形は観客にも一番注目されるピラミッドの最上段じゃないですか。
    そんな役割が楽しくなかったなんて想像できません。
    自分は一番下か二段目辺りだった様な気がします。
    他にも扇だとか橋だとか有りましたね。

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