春とは名ばかり、、、。(2018年春詠)
カテゴリー: 2018
春の鴨二羽でひとつの水脈曳いて
一転してこんな句を。同じ川で同じ鴨なのですが春になれば春の姿が、、、。(2018年春詠)
甕一つ壊して去りぬ春寒波
そうだ、思い出した!去年厳しい寒波が来たのは春になってからだった。雨樋の水を受けていた備前の甕が凍って、見事なひびが入ってしまった。気づけば氷が解けるとともに甕の水が無くなっていた。たいして価値のある甕ではないが、雨水を受けられないのは困る。ひびにボンドを塗り込んで、太い針金で上部を縛って補修した。まだ多少の水漏れはあるが、使える程度にはなって一安心。反省、自然を甘く見る事なかれ、、、。(2018年春詠)
霜ありて風ありて春立ちにけり
春とは名ばかり、、、。(2018年春詠)
人在らず鴉の歩く冬田かな
いよいよ二月、春までもう一息です、、、。(2017年冬詠)
初天神合格だるま恋みくじ
1月25日は初天神、天満宮の祭日です。天満宮と言えば菅原道真、学問の神様です。おりしも受験シーズン、阿智神社の裏にある菅原神社の前には急ごしらえのだるまの販売所が出来ます。何日前からあるのか25日にはだるまはすでに残り僅少状態でした。受験生、恋はその後でいい、ガンバレ、、、。(2018年新年詠)
犬猫の数も鯛焼買ひにけり
初詣に行く神社、毎年同じ二軒の鯛焼き屋の屋台が出ています。一方は長蛇の列、もう一方はいつも空っぽです。空っぽのほうで買えば早いのですが、長蛇の後についてしまいます。たぶん(たぶんですが)味はそんなに変わらないだろうと思いつつ、、、。(2018年新年詠)
初祓押し戴きて札もらふ
拝殿に上がりお祓いを受けた後にお札を戴きます。ここで戴いたお札は我が家の形ばかりの神棚に祀って一年間お世話になります。一年お世話になったお札は次の年の初参りの時に拝殿脇に置かれた箱に納めます。この繰り返しが我が家にとって大事な年中行事となっています、、、。(2018年新年詠)
子の嫁の御慶申せりこそばゆし
実はこういう日が来るのを心待ちにしていたのです、、、。(2018年新年詠)
水鳥に変はりなき朝お元日
明けましておめでとうございます。掲句は昨年、おだやかな元日でした。さて本年は、、、。(2018年新年)