この辺りはまだ晴れているのに、北の山から分厚い黒い雲がせり出して来るのが見える。北風があり空気は冷たい。もうしばらくすればこの辺りもあの雲に覆われてしまうのだろう。風花も舞いだした。と言う昨年の冬の朝の散歩での景、、、。(2025年冬詠)
カテゴリー: 2025
寒の川片足立ちの鷺一羽
寒い川の中に鷺が一羽立っている。見ると片足立ちで微動だにしない。器用なもんだが、水の中の足が冷たくなったら足を変えるのだろうか。なんて事を考えてしばらく見ていたが、こちらが寒くて根負けした、、、。(2025年冬詠)
友一人逝きしとメール冬の雷
何の気なしに開いたメールに句友の訃報が記されていた。F子さん、句会に出始めた頃から御一緒させていただいた句友の一人だった。句そのものは忘れたが、初めての津山での句会で雷の句を出された。賛否両論ずいぶん盛り上がったその句の講評が一段落した時に一言、「私、雷が好きなんですよ」と、いたずらっぽい笑顔で話された。その笑顔と一同の反応が今でも忘れられない。「雷は好きと微笑み永遠の旅」と言ったところだろうか。昨年の今日、、、。(2025年冬詠)
まず水輪消えて水鳥ぽつこりと
大きな堰があってその上流がダム湖のように広がっている。ダム湖と違うのは深さが無いというところだろう。そのせいで水底が水鳥の恰好の餌場となっているようだ。潜ってはしばらく浮いて来ない。美味しい物を見つけたのだろう、水輪を残して潜って、その水輪が消えてもなおしばらく出て来ない鳥がいる、、、。(2025年冬詠)
雪山の雪を背に立つ冬の虹
遠くの北の山に雪が見える。その山を背に虹が出ている。虹ということは雪ではなく雨が降っているのだろうか。と考え始めたが考えるのはやめた。なんとも美しい、それだけで良い、、、。(2025年冬詠)
日に一歩三日で三歩日脚伸ぶ
まだちょっと早いかなと思いながらこの句を、、、。(2025年冬詠)
丹頂に空を飛ぶ夢寒の檻
正月になるとTVで後楽園の「タンチョウの園内散策」のニュースが流れますが、今年は鳥インフルエンザの影響で散策中止だったとか。掲句は昨年、調べてみると昨年はあったようですが、なぜかこんな句が、、、。(2025年冬詠)
誰が付けし名か風花と言ふ欠片
風の花だなんて、誰が言い出したのでしょうね。きれいです、、、。(2025年冬詠)
月と星潤みて雪の降る夜かな
掲句は昨年の雪の夜。先日の大雪の夜は月と星は同じぐらいの位置のはずでしたが、外に出られないほどの降り方で見るのを断念。その代わり次の夜は残った雪に月明りが映えて幻想的な景となりました、、、。(2025年冬詠)
煙吐くT字煙突寒の空
近所に薪ストーブを使われている家がある。壁から横に出て屋根の上まで伸びた煙突の先はT字型。昔の学校のストーブの煙突と同じだ。そこから吐き出された煙が北風に流されている。いい風景だ、、、。(2025年冬詠)