鳴り継いで踏切次へ日脚伸ぶ

しばらく大きな音が続いてその後に遮断機が降りてくる。音は小さめになりその頃には少し先にある次の踏切が大きな音で鳴り始めている。ちょうど一つ前の踏切を電車が通過する頃だ。まるで一月の次に二月が来るのと同じよう、、、。(2020年冬詠)

弱く押し強く引く鋸日脚伸ぶ

今年の年賀状で使った句です、、、。少しずつ、少しずつ太陽の位置が高くなり、少しずつ、すこしずつ昼間が長くなって行きます。一年で一番楽しみな季節です。寒さはこれからなんですけどもね、、、。(2018年冬詠)

家一戸更地に変はり日脚伸ぶ

この地に住み着いた頃にはすでに空家だったから、かれこれ三十年以上は目にしてきたことになります。古い農家の大きなお屋敷です。とうとうその家の解体が始まり、なんだか寂しいような気がしていましたが、終わってみると残された大きな立木や広くなった跡地にに燦燦と日差が溢れて、、、。(2017年冬詠)

日脚伸ぶロダンの像の脚長く

ははは、昨日が冬至で今日いきなり日脚が伸びる訳がないですね。でもグラフで言えば昨日がどん底で、今日からは右肩上がり。伸びていくのですよ、少しずつ、少しずつ、、、。掲句は倉敷大原美術館の分館前のロダンの像、、、。(2013年冬詠)