甚平やいつの間に歳めされしか

用事があって人を訪ねたら甚平姿で出てこられた。その姿に一瞬「えっ?」と思ったが、確かに本人だった。確かに私より年上なのだから、それなりに見えても不思議は無いのだが、いつもの威勢の良い姿言動からはとても想像出来なかった。借りてきた甚平といったその姿は、どう見ても似合わなかった。家ではこうなのかも知れないなあと、内心可笑しくもあったが、普段通りに用事を済ませて、早々に失礼した。甚平も似合う人が着ると粋なんだがなあ、、、。(2014年夏詠)