幾重にも脱ぎ散らかして蛇穴へ

河川敷の公園の岸辺は金網で覆った石積みのような構造になっている。石と石の間には隙間が多く、それに暖まった石には保温効果もあるからだろう、多くの蛇が住み着いている。覆っている金網が、これまた脱皮をするのに都合が良いようで、金網を縫うようにしてたくさんの脱いだ皮が残されている。蛇もそろそろ動きが緩慢になってくる頃、夏場は出会うと逃げ出す蛇が、動かないでこちらを見ているのは、ちょっと不気味。ちなみに、蝮は夏場でも逃げ出さないが、冬眠前のこの時季も要注意らしい、、、。(2013年秋詠)