荒梅雨や大蛇のごとく濁川

大川の川幅を埋めて音を立てて流れる濁った水を見ると八岐大蛇を思います。流れて行く水の動きが同じ姿勢のまま進んで行く蛇の動きにそっくりだと思うのです。出雲神話に素戔嗚尊が八岐大蛇を退治する話がありますが、もしかしたら素戔嗚尊は治水工事にたけた人で、毎年毎年洪水が襲ってくる川をうまく治めた人だったのかも知れないと思ったりするのです、、、。(2020年夏詠)

「荒梅雨や大蛇のごとく濁川」への2件のフィードバック

  1. 出雲の斐伊川はその昔たびたび氾濫する暴れ川だったそうです。
    その上流では川砂に含まれる鉄を利用した、たたら製鉄が行われていました。
    八岐大蛇の悪事とその身体の中から出て来た、くさなぎのつるぎはそんな事を題材にしたお話の様にも思われます。

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