徒歩通勤の途中の柴犬、毎日通るのに毎日吠えられ、それが習慣になっていた。「お前のほうが後から住み着いたのに、うるさいぞ!」と、からかってやると余計に吠えるが、しっかりした鎖で繋がれているから大丈夫。それがある日、犬小屋が空っぽになっていた。「あれっ、どうしたのかな?」と庭を見渡すと実の生った山椒の木があった、、、。しばらく行くと、お婆さんに連れられておとなしく散歩するその柴犬に出会った。いつもと違い澄ました顔をしていた、、、。(2010年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
徒歩通勤の途中の柴犬、毎日通るのに毎日吠えられ、それが習慣になっていた。「お前のほうが後から住み着いたのに、うるさいぞ!」と、からかってやると余計に吠えるが、しっかりした鎖で繋がれているから大丈夫。それがある日、犬小屋が空っぽになっていた。「あれっ、どうしたのかな?」と庭を見渡すと実の生った山椒の木があった、、、。しばらく行くと、お婆さんに連れられておとなしく散歩するその柴犬に出会った。いつもと違い澄ました顔をしていた、、、。(2010年秋詠)
犬は犬好きを知って寄って来ると聞くけれど、この柴犬には分からなかったのでしょうか?
柴犬は賢い犬種と聞きますが・・・。
はい、そうとばかりは言えないようです。
その犬、TPOをわきまえてるんですね。ところで、
山椒の実いつも鳴く犬出払ひて
と、順序をかえたほうが「山椒の実」に存在感が出ると思うんですが。
いつもありがとうございます。
その通りですね。
ついつい見た順番のままで終ってしまいます。
推敲不足です。