まだ務めていた頃、北風の強い冬の日に外に出るとどこからともなくコークスの匂いがしてくる事がありました。冬雲の隙間から時々薄日が差して、隣の工場の金属の旗竿がゆれる旗紐に打たれてカンカンと音を立てている。そんな日です。昔のストーブの、暖かい何だか懐かしい匂いです、、、。(2016年冬詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
まだ務めていた頃、北風の強い冬の日に外に出るとどこからともなくコークスの匂いがしてくる事がありました。冬雲の隙間から時々薄日が差して、隣の工場の金属の旗竿がゆれる旗紐に打たれてカンカンと音を立てている。そんな日です。昔のストーブの、暖かい何だか懐かしい匂いです、、、。(2016年冬詠)
コークスの匂い?どんな匂いなのでしょう?
石炭のストーブは小学校ではストーブ当番が有ったので分かりますがコークスはたぶん見た事もないと思います。
吉永小百合さん主演のキューポラのある街を連想しましたが、キューポラで使われるのはコークスなのでしょうか?
石炭を燃やした時の匂いの温かさだけを強調した匂い、と言うか、煙たさを抜いた匂いと言えばよいのでしょうか。ようするに暖かそうな匂いです。
形は私もハッキリ覚えていませんが、確か石炭と混ぜて使っていたような気がします。それがどこだったかも忘れて、ただ匂いだけはハッキリ覚えているのです。