老いし眼の届かぬ高さ懸り藤

阿智神社の参道脇の高木の、そのまた上に藤の花が見えます。ずいぶん高いのです。眺めていると通りかかった二人連れの老人が「今年は藤が咲いとらんなあ」と言いながら上を眺めています。教えてあげようかと思ったのですが、それが、二人が眺めているのが、ちょうど私が眺めている藤の方向なのです。私が教える事を躊躇している間に二人は通り過ぎて行きました、、、。(2018年春詠)

「老いし眼の届かぬ高さ懸り藤」への2件のフィードバック

  1. 年と共にいろいろ出来ない事が増えて行く。
    仕方ない事とはいうものの寂しいね。
    なんとか元気に過ごしたいものです。

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