地に落ちて、死んでいるのかと思って触ると動く、そんな蝉をよく見かけます。掲句の蝉も、空を向いてはいるものの、同じ落蝉。落ちて命潰えるまで、いったいどれくらいの時間が残されているのだろうかと、ふとそんな事を考えました、、、。(2020年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
地に落ちて、死んでいるのかと思って触ると動く、そんな蝉をよく見かけます。掲句の蝉も、空を向いてはいるものの、同じ落蝉。落ちて命潰えるまで、いったいどれくらいの時間が残されているのだろうかと、ふとそんな事を考えました、、、。(2020年夏詠)
先日の梅雨明けとはば同じくしてアブラゼミがマンションの通路に死んでいました。
長い間土の中に居てやっと出て来て僅かな期間で死んで行く、どうしてそういう事になっているのかなと思います。
昨年、コロナで亡くなった志村けんさん、入院してあったいう間に逝ってしまわれた。
それを思い出しました。
蝉にとって人間が思うほど苦ではないのだろうとは思います。
人の死を暗示しているような句ですね。
はい、そんな句になってしまいました。