木蓮の芽のとがりたる空の青

会社に行く途中にあった大きな和風のお家。家の前は田圃で、農業もしながら他のこともされているような、余裕の見て取れる佇まいだった。田圃に面した庭にこの木蓮はあった。毎年きちんと手入れをされるので、毎年きれいな花をつけた。先日久しぶりにこの道を通ったら、田圃に幟旗が立って、工事が始まっていた。幟旗には某マンション経営の会社の名があった。ここにもマンションが出来るのか、マンションなんか建てられなくても、と思ったが、、、。この道を通ることもほとんど無くなり、この木蓮を見ることも無いとは思うが、隠れてしまうのは寂しい、、、。(2010年春詠)

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