鳥取の郊外にある摩尼寺での句。寺の石段にかかる手前に精進料理のお店があります。実はその料理が主たる目的で、何度か寄ったことがあるのですが、摩尼寺の本堂まで上ったのはこれが二回目です。もちろん、先に精進料理をいただいて、腹ごしらえをした後です、、、。石段にかかる手前には参拝者用に杖が用意されています。それだけ長く急峻な石段が続きます。もちろん、私は使いませんよ。覚悟して上ります。両側にある石灯篭や杉の巨木を見ながら、虫時雨の中を一歩ずつ上って行きます。百段ほど石段を上ったところに仁王門があります。少し平地になっており、置いてあるベンチで一休みです。水を持っていて良かったと思った瞬間でしたが、目の前には本堂へむけて、次の石段が見えているのです、、、。(2009年秋詠)