まつすぐに刈田横切り猫帰る

そろそろ稲刈が始まりました。見通しが良くなった田圃を縦断して、真っ直ぐに帰ってくる朝帰りの猫を見たときの句です。猫は本来夜行性の動物ですから、人間ならさしずめ夕方の帰宅と言ったところでしょう。一歩一歩新しい稲の切株を越えて来るゆったりした足取りには、満足の中にも多少の疲れが見えるのでした、、、。(2002年秋詠)

「まつすぐに刈田横切り猫帰る」への4件のフィードバック

  1. 猫にしてみれば田んぼの区画など無いも同然なんでしょう。
    A地点からB地点へ行く最短距離はまっすぐ、そういった感覚なんでしょうか?
    猫も犬も飼ったことが無いので良く分かりません。
    なんだかすっきりとした句ですね。

    1. そうです、猫には道という概念はありません。どちらかと言うと塀の上のほうが歩きやすそうです。

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