春の堰マイナスイオン溢らしむ

我家から吉井川沿いに下って行くと嵯峨井堰に出る。ちょっと長めの散歩に良い距離で、休日にはここまで歩き、堰を見て帰途につく。堰は四季を通じてさまざまな顔を見せる。冬は水量も少なく乾いた堰堤が顔を見せているが、春になると中国山地の雪解け水も加わり一気に水量が増える。水は堰堤に沿って滑らかな曲線を描き、一枚の白布のようにも見える。そして大きな音と共に落ち込んでいく。限りなく飛沫が上がり、限りなくマイナスイオンが生れているように感じる。深呼吸をし、水の匂いと共に、マイナスイオンを思いっきり吸い込む。写真は時季的にはもう少し遅く、川向こうの桜がきれいな頃のへたくそな一枚。(2011年春詠)

「春の堰マイナスイオン溢らしむ」への4件のフィードバック

  1. 海との暮しもいいですが、川との暮しも素敵ですね。歳時記どおり、ほんとうに春になると水量が増えるんですね。

  2. 私も川との暮らしを楽しんでいます。

    嵯峨井堰は初めて知りました。
    今度津山へ上がる時遠回りをして、春の堰のマイナスイオンを吸って来ようと思います。
    ご紹介ありがとうございます。

    (メールアドレスの表記を間違えておりました。本件訂正済みです。すみません)

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