河川敷の公園に深い轍がある。普段はただの轍だが、雨が降ると水溜りになる。天気の良い日だった。前日の雨で出来たその水溜りの側に、一羽だけ降りた烏が水を飲んでいた。別に、そこで烏が水を飲もうが水浴びをしようがどうでも良いことなのだが、人間としての目から見ると、すぐ側にきれいな川があるのに、あえて突然に雨で出来た水溜りを水飲み場にすることは考えられないことで、不思議な気分で眺められた。という、どうしようもない句、、、。(2014年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
河川敷の公園に深い轍がある。普段はただの轍だが、雨が降ると水溜りになる。天気の良い日だった。前日の雨で出来たその水溜りの側に、一羽だけ降りた烏が水を飲んでいた。別に、そこで烏が水を飲もうが水浴びをしようがどうでも良いことなのだが、人間としての目から見ると、すぐ側にきれいな川があるのに、あえて突然に雨で出来た水溜りを水飲み場にすることは考えられないことで、不思議な気分で眺められた。という、どうしようもない句、、、。(2014年春詠)