秋暑し大魚の骨を犬が嗅ぎ

河原に釣人が残していった魚、持ち帰らないならどうしてリリースしてやらないのかと、私なんかは思うのです。外来魚でもなさそうだし、、、。まあそれでも、生命の連鎖で、残された魚は鴉や鳶が食べに来ます。残った骨もいずれ無くなるのは狐でも食べに来るのでしょう。運悪くその間に通りがかってしまった時の句、という事です、、、。犬も端から食べる気は無いようですが、食い尽くされて太陽に晒された骨はなんとも魅力的な匂いがするらしく、しきりに嗅いでいます。さしあたり漁師町で売っている一夜干しのようなものでしょうか、、、。(2014年秋詠)