朝の水やりに出ると庭の同じ場所に同じ赤蜻蛉がとまっている。極端に近づかなければ逃げようともしない。飛び立ってもまた同じところに戻って来る。二日目に見つけた時は偶然と思ったが、三日目になると偶然とは思えなくなる。例によって話しかけたりしているうちに結局一週間ぐらいは居ただろうか。同じ場所に見えなくなった日、探すと少し離れた場所にその姿はあったが、見つかるのを待っていたかのように飛び立つと庭から出て行った、、、。(2021年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
朝の水やりに出ると庭の同じ場所に同じ赤蜻蛉がとまっている。極端に近づかなければ逃げようともしない。飛び立ってもまた同じところに戻って来る。二日目に見つけた時は偶然と思ったが、三日目になると偶然とは思えなくなる。例によって話しかけたりしているうちに結局一週間ぐらいは居ただろうか。同じ場所に見えなくなった日、探すと少し離れた場所にその姿はあったが、見つかるのを待っていたかのように飛び立つと庭から出て行った、、、。(2021年秋詠)