毎年咲くのを楽しみにしていた散歩途中の菜園脇にある梅の古木。老人の腰のように曲がった幹の先が地に着きそうで、そこからまた上に向いて新しい枝を伸ばして花をつける。毎年冬の間に周囲にあるもろもろの果樹と一緒に見事に手入れをされて、まさにプロの技と感心していた。それが今年はある時に跡形もなく消えてしまった。切株もなく、以前からそうであったように大地が広がっている。古木に何か事情があったのだろうと思う。残念だが、ある意味この片付け方も見事、プロの技だ、、、。(2022年春詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
毎年咲くのを楽しみにしていた散歩途中の菜園脇にある梅の古木。老人の腰のように曲がった幹の先が地に着きそうで、そこからまた上に向いて新しい枝を伸ばして花をつける。毎年冬の間に周囲にあるもろもろの果樹と一緒に見事に手入れをされて、まさにプロの技と感心していた。それが今年はある時に跡形もなく消えてしまった。切株もなく、以前からそうであったように大地が広がっている。古木に何か事情があったのだろうと思う。残念だが、ある意味この片付け方も見事、プロの技だ、、、。(2022年春詠)