近くの道路に並んでいる「ぼたん祭り」の幟旗、雨に濡れ風も無くてだらりと下がったまま。せっかくのゴールデンウィーク、天気が良ければと思った昨年の句。今年もなんだか天気が悪そう、、、。(2022年春詠)
月: 2023年4月
昭和の日生きて元号はや三つ
今は昔の昭和の日です。昭和、平成、令和と生きて、順調と言うべきなのでしょうがすでに頭の中がぐちゃぐちゃで混乱しています。元号で言われると自分の中の記憶と年号を合わせるのに四苦八苦します。令和の世が長く続きますようにと祈るばかりです、、、。(2022年春詠)
鴨引きし後の川面の広さかな
賑やかだった川の鴨が気づけば数羽のみ、毎年のことながら寂しいものです、、、。(2022年春詠)
寝そべつて陸に日を浴ぶ春の鴨
河川敷の公園の芝生の上に寝そべって(?)休んでいる鴨。気持ちよさそう。水鳥だって暖かいほうが良いのかな、、、。(2022年春詠)
花は葉に三鬼の城の風ばかり
桜はすっかり葉桜に、夏を先取りです。掲句は昨年、散髪帰りに53号線から鶴山公園を眺めて、、、。(2022年春詠)
すり寄りし猫を相手の日永かな
退屈なのはお互い様、って感じ、、、。(2022年春詠)
陽炎を来てかげろふへ一両車
近くの踏切が川向うに出来た新しい道に移り、古い道と一緒に通行止めになりました。こんな事もあるんですね。列車は元々三十分に一本程度でうるさく無かったのですが、自動車の通行が新しい道へ移り、おかげで我が家は静かになりました。掲句は右を見ても左を見ても田圃の別の踏切です、、、。(2022年春詠)
耳朶撫づる風のやさしき暮の春
また寒さが戻るとか。暑くなったり寒くなったり、忙しいですね。掲句は昨年、心地よい風に出会った暮の春、、、。(2022年春詠)
親鳥の尻尾見えをり鴉の巣
花が散り葉桜となった木の枝と葉の隙間から見える雑な造りの鴉の巣。分からないつもりなのか、分かっても平気なのか、雑な巣から尻尾がはみ出して覗いている、、、。(2022年春詠)
鶯の声聞けばまた一休み
山登り、というほどではありませんが、名前を知らない県北の山。梺にて挫折、、、。(2022年春詠)