徒歩通勤をしていた頃の道が懐かしくて歩いてみた。かつては田圃に沿った開放的な道だったがやたらと家やマンションが増え、歩きにくい道になっていた。そんな通勤路の最後にある国道に抜ける短い路地、そこだけが昔と変わらぬ形で残っていた。家と家の間に人一人通れるだけの幅の路地、路地に面して右側の家の台所の出窓と勝手口、通るとよく生活の音や猫の声が聞こえたものだった。路地の手前の小さな植え込みには紫陽花、、、。(2022年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
徒歩通勤をしていた頃の道が懐かしくて歩いてみた。かつては田圃に沿った開放的な道だったがやたらと家やマンションが増え、歩きにくい道になっていた。そんな通勤路の最後にある国道に抜ける短い路地、そこだけが昔と変わらぬ形で残っていた。家と家の間に人一人通れるだけの幅の路地、路地に面して右側の家の台所の出窓と勝手口、通るとよく生活の音や猫の声が聞こえたものだった。路地の手前の小さな植え込みには紫陽花、、、。(2022年夏詠)