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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日: 2024年8月8日

日陰りて一陣の風秋涼し

秋とは名ばかり、こんな所に見つけた小さな秋、、、。（２０２３年秋詠）

投稿者牛二投稿日: 2024年8月8日2024年8月5日カテゴリー 2023タグ秋, 秋涼し日陰りて一陣の風秋涼しへの2件のコメント

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鍾乳洞出でて見上ぐる天高し
死を漁る路上の鴉秋暑し
松手入ときに鋏の躓きぬ
葛の葉の裏返りたる残暑かな
秋風や音せぬほどの木々のゆれ
休田の草の穂稔る豊の秋
庭の秋ペットの数の墓の石
防鳥テープきらりきらりと秋日かな
表にも裏にも樹あり小鳥来る
強きもの弱きをくじく葛の花
棒きれでポイと轢死の秋の蛇
爽やかや庭に帆布の椅子広げ
後より耳たぶ撫でて秋の風
秋の雷ピカリドカンと夜明け前
台風のあつけらかんと去りて朝
風に鳴る稲穂の波の黄金色
表から裏へと抜ける鬼やんま
秋雲や箒を使ふ風のあと
風強き夜の蟋蟀の声高し
爽やかや半月残る空の青
遠来の風招くごと葛の先
豆腐屋の喇叭鳴らして秋夕焼け
虫たちの潜みて声のなき秋暑
さざなみの数のきらめき水の秋
洗ひ干すシーツ真白き秋天下
新涼や川を挟みて手を上げて
秋の蚊の力なく来し容赦せず
窓開けて温水プール秋の風
秋暑し暑し暑しと百万遍
頭の中の堂々巡り秋暑し

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鍾乳洞出でて見上ぐる天高しに牛二より
鍾乳洞出でて見上ぐる天高しに money.child より
死を漁る路上の鴉秋暑しに牛二より
死を漁る路上の鴉秋暑しに money.child より
松手入ときに鋏の躓きぬに牛二より

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