夏の空軍機並んて飛ぶことも

掲句は昨年の夏、大きい音に空を見上げると、明らかに軍機と思える機体が二機、低い位置をあっという間に西のほうへ飛んで行きました。普段この辺りを軍機が飛ぶことは無いのですぐ気づきます。ついこの間も、部屋の中に居たらそんな音が、、、。(2014年夏詠)

ふりむけば夏の空ある机かな

細長い事務所の端っこ、窓を背に全体が見渡せる場所に机を置き、仕事に専念する毎日だった。と言えば聞こえは良いが、それだけではない。後を見れば窓がある。窓の向うには空が広がっている。後を向いて考え事をしている、と見えて実はこんな俳句を作っていたことを女子社員のIさんは知っていただろうか。(2009年夏詠)