段雷の音に始まる夏祭

コロナ以来か、昼花火の乾いた音を聞かなくなった。以前は何かイベントがあると朝から鳴る花火の音に、今日はどこそこの祭かと思い出したものだが、コロナ以来祭さえも無くなってしまったようだ。掲句はその花火の音を思い出して詠んだ昨年の句。今年はコロナも五類へ移行したことだし、そろそろ聞こえるかな、、、。(2022年夏詠)

夏祭赤透き通るニッキ水

祭の屋台に並ぶひょうたん型のビンに入った鮮やかな色のニッキ水は、今となればどう見ても健康的だったとは思えませんが、何といわれようと子どもの頃は好きでしたね。今でも時々見かけますが、たぶん中身は成分も味も違っているのでしょう。ビンの形も昔はもう少しリアルなひょうたん型だったような気がします、、、。(2000年夏詠)