今時真の闇なんてそうそう有るものでは無く、田舎に行ったって飛び飛びには街灯があり、何となくほの明るい。そんな中で群を抜いて明るいのがコンビニだ。車で走っていると、こんなところにと思うような所でコンビニに出会うことがある。そんなコンビニの、入口の明りから少し外れた角の所に燕の巣、小さな頭が並んでおとなしく下を覗いている、、、。(2019年夏詠)
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葉桜の一樹を芯に鳶の空
花の咲いた時季にもその上に鳶の円を描き舞う空があった。時が移り若葉となったその木の上にまた鳶が同じように円を描いている。花時の華やかさはないが、緑に包まれた木には落ち付きと風格さえ感じられる。鳶は、相変らず同じようにのんびりとして見える、、、。(2019年夏詠)
鮮やかに夏の洗礼雷走る
たいていは予期せぬ時に来るものです、、、。インターネットを光にするまではずいぶん気を使ったものです。それでも二回ぐらいはやられました。一回ははモデム、もう一回はネットワークカード、被害としては小さいほうだと思いますが、雷は怖いですね、、、。(2019年夏詠)
薫風や屋根職人の休む屋根
屋根職人は休憩も屋根の上です。近所のお宅の屋根の修繕、高い所は苦手なので上がってみようとは思いませんが、ごく普通に座って、ごく普通に会話して、何んとも気持ちよさそうでした、、、。(2019年夏詠)
ペットボトル咥へ五月の空仰ぐ
立夏、いよいよ夏です。一仕事後の水分補給、美味い!、、、。(2019年夏詠)
爪研いで猫に五月の木々青し
今日はみどりの日、野も山も緑がきれいですね。早く出歩けるようになって欲しいものです、、、。(2019年春詠)
ライダーの爆音連ねゆく五月
掲句は昨年です。今年は、STAY HOME で、爆音の少ない事を祈るばかりです、、、。(2019年春詠)
空晴れて令和元年五月来る
早い物です、もう改元から一年。コロナ蔓延の禍をリセットするために今また改元したらどうかと言う案があるらしいです。冗談じゃあないよ、そうでなくても年数があやふやになって困っているのに、これ以上替えられた頭がパンクしてしまうよ、、、。(2019年春詠)
孕みたる風を形に鯉幟
川一つ越えたところに鯉幟が上がっています。昔はどこにでも見られた風景ですが、最近はずいぶん少なくなりました。子供が少ないばかりの理由ではないですね、、、。(2019年春詠)
山を背に一村一寺田水張る
田水張るは夏の季語ですが、山間部では桜の頃から田植の準備が始まります。掲句は昨年、凱旋桜を見ての帰り道での句、、、。(2019年春詠)