この白靴は安物の運動靴、歳時記に出て来る白靴はもう少し立派な靴らしいが、まあいいか、、、。(2019年夏詠)
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緑蔭のとこどころに日差の斑
青葉が茂り並木道に程よい日陰が出来ている。木洩日が斑となって風が吹くとチラチラと揺れる。暑くも無し、寒くも無し、、、。(2019年夏詠)
翡翠の川一突きの音立つる
掲句は昨年見たカワセミ、今年は先日ミサゴが漁をする場面に出くわしました。カワセミの立てる音は気づかないほどの小さな音ですが、ミサゴの場合は驚くほど大きな音をさせて水面にぶつかります。残念ながら三度ほど挑戦して何も捕れずに去って行きました。以前一度大きな鯉を捕らえて空高く悠々と去って行く場面に出会った事があります。それ以来で、もう生息していないかも知れないと思っていただけにうれしい出会いではありました、、、。(2019年夏詠)
日の透けしほどに桜桃輝けり
熟れた桜桃が日を浴びた時の輝きは本当にきれいです。今年もまた収穫の季節がやって来ました。鵯に負けないように頑張ります、、、。(2019年夏詠)
飛びたてぬ鶏に眩しき五月かな
広い鶏舎に一羽だけの鶏、前に立つとコッココッコと寄って来る。退屈なんだろうと思う。長い長い Stay Home 、、、。 (2019年夏詠)
まんべんに日当たる河原行々子
今年も賑やかです。よくあれだけ鳴けるものだと思うぐらい、朝から晩まで鳴いています、、、。(2019年夏詠)
干草の乾き匂ひの乾きけり
刈ったばかりの草の匂いも好きですが、乾いて干草となった匂いもすきです。その間の過程の匂いも捨てがたいものです、、、。(2019年夏詠)
木道の節目の如くなめくぢり
昨年の某公園にて。今年は外出を自粛していますが、我が家の庭に早くも、、、。(2019年夏詠)
眼も耳も肌も夏暁満喫す
良い季節です。山の緑も鳥の声も、肌に感じる空気も、五感を目いっぱい駆使して夏の朝を歩きます、、、。(2019年夏詠)
息かけて物干の蜘蛛逃がしやる
「フッ!フッ!」と。いざと言う時に下りて来る蜘蛛の糸を期待している訳ではありませんが、出来るだけ殺生はしないように、、、。(2019年夏詠)