毎日見て、いつもと同じなのに、なぜか広く感じた夏の川、、、。(2019年夏詠)
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濁りても代田は光失はず
田植が始まりました。代田は、濁りて良し、澄んで良し、美しい日本の風景です。しばらくは賑やかな毎日です、、、。(2019年夏詠)
水やればまた匂ひたつ庭の薔薇
これは我が家の庭の薔薇です。かつては沢山育てた事もあるのですが、今はその当時の残りの蔓薔薇一本だけです。たいして手入れもしないのですが、毎年楽しませてくれます。不思議です、水をやれば途端に匂いが強くなるのです、、、。(2019年夏詠)
薔薇園の鉄のテーブル鉄の椅子
薔薇には鉄が良く似合う、、、。(2019年夏詠)
手水舎の水音そそと新樹光
木々の緑も、その間から漏れ来る光も、美しい季節です。しばらくおとなしくしていましたが、そろそろ動き始めねばと思っている今日この頃です、、、。(2019年夏詠)
黄菖蒲の日毎増えゆく花明り
河原に自生している黄菖蒲が年を追って増えて来る。その黄菖蒲が広い河原のあちこちに、一つ、また一つと咲いて行く。この様子だと来年あたりはちょっとした黄菖蒲園になるかも知れない。と、去年の今頃は思っていました。ところが上手くいかないものです。今年は天候の関係か周囲の雑草のほうが勢いよく伸びて、おまけに冬に雪が降らなかったせいで背の高い枯草が去年のまま、黄菖蒲はその後に隠れてしまいました。また来年に期待です、、、。(2019年夏詠)
夏のれん揺らす菓子舗の朝の風
句会への道中にちらりと見て通る和菓子屋さん。四季それぞれの暖簾の色が目を楽しませてくれる。寄った事はまだ無い、、、。(2019年夏詠)
一輪のポピーそよぐは蝶のごと
「あ、こんな所にポピーが」と思っていた一輪のポピーが、今年はもう何本もの群になっている。弱弱しく見えて本当は強い花、、、。(2019年夏詠)
自転車の少年少女更衣
掲句は去年。先日久し振りに自転車通学の女子高生を見かけた。珍しいなんて思って見ていたら「おはようございます」と挨拶してくれた。慌てて「おはよう」と返した時にはもう後姿になっていた、、、。(2019年夏詠)
石文の由来は読めず柿若葉
毎年何回か掃除をする町内にある大きな石碑、小さな丘になったその石碑のある場所、通称をテイコウボシと言います、、、。(2019年夏詠)