桜とはひと色違う近所の花桃、それも雨に濡れてつややか。我が家にあるのは桜桃、似ていて非なる花、こちらは白に近い薄桃色。実となれば真っ赤なのですが、、、。(2023年春詠)
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その下に憩ふ夫婦や桃の花
ご近所の農家のお二人です。かつてお屋敷があった場所だとか。今は畑、農作業の合間に春の日差を受けながら花桃の下で仲良くお茶の時間のようでした。婦唱夫随のご夫婦です、、、。(2021年春詠)
わら屋根の残る山里桃の花
車で山道を走りながら見かけた藁屋根の家。家の横に咲いているのは桃の花だろう。色が濃い。庭に洗濯物も見える。人が居て生活がある証し。懐かしい故郷のような風景、、、。(2018年春詠)
塀越しに見ゆる家紋や桃の花
古い街道脇の立派な土塀の上に桃の花が鮮やかな色を見せている。古そうな家だなと思いながら、塀の上から覗いてみると、玄関の長押のところに大きな家紋が見えた。玄関の家紋はそれまでに見たことの無い光景だったが、土塀、桃の花、家紋の取り合わせがいかにも日本的で印象に残った、、、。(2012年春詠)
小川にて終わるダム湖や桃の花
国道429号線を知ってからは、倉敷、総社方面へはほとんどこの道を通る。唯一狭いのが旭川ダム沿いの個所、片側がダム湖の曲がりくねった細い道。ここを抜けると、ダム湖へ注ぐ川沿いの広い道へ出る。川の水量はシーズンによるが、少ない時はダム湖同様ほとんど干上がっている。当たり前のことだが、ダムの終点は小川だった、、、。(2010年春詠)