ほっておいても良いのだけれど、いつまでも眼にするのも嫌だから、道端に落ちていた棒きれを拾ってポイと草むらへ。朝の散歩途中にて、、、。(2023年秋詠)
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音立てず泳げるものに秋の蛇
騒がしい蛇は居ませんね。句とは関係ありませんが、彼岸を過ぎたのでそろそろ冬眠の準備に入るのでしょうね、、、。(2021年秋詠)
草原の綻びのごと秋の蛇
土手の上から眺めていた草原に見つけた蛇、静かに静かに、その綻びは移動して行った、、。(2019年秋詠)
伸びきつて畦に日を浴ぶ秋の蛇
蛇が好きな訳ではありませんが、田舎暮らしをしていると嫌でもお付き合いをしなければなりません。これは稲刈後の田圃の畦道の蛇です。蛇も秋が進むと暖かさを求めるようになります。昼間のほてりが残るアスファルトに暖を求めるのでしょう、朝の散歩では夜のうちに車に轢かれた蛇をよく目にします。そうそう、蝮の被害が多いのもこれからの季節と聞いたことがあります。野山の散策の際にはご注意を、、、。(2002年秋詠)
水脈引いて川渡りきる秋の蛇
夕暮れ時に川べりを散歩をしていると、何かが川面をこちらに向かってくるらしい水脈が見えました。普通ならその先端に水鳥の姿があるのですが、それが無い。よくよく見ると、少しだけ頭をもたげた蛇が泳いでくるのです。川幅の狭い浅瀬なら何度も見たことがありますが、吉井川の堰の上流で、十分な川幅の場所を泳いで渡る蛇なんて、初めて見ました。ついつい渡りきるまで見てしまいました。渡りきると蛇は躊躇なく傍の草むらに紛れてしまいました。(2012年秋詠)