堰二つ水音二つ青田風

いつもの散歩コース、田圃の真中をまっすぐに広い道が走っている。その道に沿うように、これも大きめの用水路がある。用水路にはそれぞれの田圃の水口に堰が設けてあり、板を差し込んで水量を調節するようになっている。田植の頃には激しい音をたてていた堰も、青田の頃になると必要な水量も少なくなるのだろう、どの堰も落ち着いた軽やかな音をたてている。(2010年夏詠)