田植が終わったのがつい先日と思うのにもう青田になっています。風が遊んで行きます、、、。(2021年夏詠)
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見えぬもの見せて一陣青田風
早いものです。土手の上から見ると田圃はすっかり青田です。その青田を風が吹き抜けて行きます。見えない風が見える瞬間です、、、。(2020年夏詠)
青田風棚田千枚千の顔
先日久し振りに眺めた棚田、STAY HOME の間に成長して、すっかり青田の風景になっていました。風が気持ち良い梅雨の晴間、、、。(2019年夏詠)
猫バスの通りし如く青田風
土手の上から青田を眺めると風の形がよく見える。その度にトトロに出て来るネコバスのシーンを思い出す。いつまでたっても夢は見られる、、、。(2018年夏詠)
まんべんに撫でて遊んで青田風
昨日に続き青田の風景。こちらは風の中です、、、。(2018年夏詠)
青田風勢そのまま神域へ
早いものですね。六月に植えられた苗がもう青田になっています。風が抜けて行きます。田圃を越えて、その向こうの氏神様へ、、、。(2016年夏詠)
青田風そこに命のあるやうな
土手の上から青田を見ていると風が波となって寄せてくる。稲の揺れはちょうどその先端あたりで大きく、後はしだいに小さくなって行く。時々止まるような動きをし、渦巻いたりする。まるで風も生き物のように感じられる、、、。(2015年夏詠)
青田風捨田休田まんべんに
分け隔てなく吹いて、風はいいですね。おっと、台風は困ります、、、。河川敷の公園で階段の傍に自転車を止め、階段を上り下りしている人がいる。近所の人で個人的な付合いはないが、時々話しかけられて会話をする程度の人。年齢は私より少し上だが退職したのは同じ頃だった。見るからに元気が無い。挨拶の後で、「定年になって仕事を止めたら調子が悪りいなあ。あんたはどんななら?」と聞かれたので、相手に合わせれば良かったのだが、プールから帰ったばかりだったので、つい「快調!調子いいですよ!」と元気よく答えてしまった。ちょっとビックリした顔になって次の言葉が無かったので、慌ててプールのことを話して薦めたら、「定年を過ぎて、この歳になって、今更水に入ろうとは思わんなあ」との答が返ってきた。ホントは、「それがダメなんですよ!○×△□!」と言いたかったのだが、犬も待っているし早々にその場を離れた。振り向いたときには、自転車はもう自宅のほうへ向っていた、、、。(2014年夏詠)
農小屋へ一すじの道青田風
(2012年夏詠)
堰二つ水音二つ青田風
いつもの散歩コース、田圃の真中をまっすぐに広い道が走っている。その道に沿うように、これも大きめの用水路がある。用水路にはそれぞれの田圃の水口に堰が設けてあり、板を差し込んで水量を調節するようになっている。田植の頃には激しい音をたてていた堰も、青田の頃になると必要な水量も少なくなるのだろう、どの堰も落ち着いた軽やかな音をたてている。(2010年夏詠)