野に一つ灯す明かりや黄水仙

洪水対策の工事で冬の間にきれいにされた河原に一つだけ咲く黄水仙がありました。周囲は背の低い雑草の枯草ばかり。まるでその中に明かりを一つ灯しているようでした。それが去年、一年後に期待していたのですが、一年経つと周囲の雑草のほうが大きくなって、、、。(2020年春詠)

路地裏は風のたまり場黄水仙

水仙は冬の季語、黄水仙は春の季語です。県北と県南の差を感じるものに水仙の咲く時期があります。今年は暖冬で、県北で初めて年末に咲いた露地に自生した水仙を見つけました。それから徐々に増えて、今が盛りぐらいです。黄水仙はまだこれから。あれ?暖冬だったのに、と思っています、、、。(2017年春詠)