秋に見し絵描またゐる山笑ふ

国道313号線の多和山トンネルを抜けて高梁側に下りると、吉備高原の端になるのだろう、急に切り立った山が迫って来る。やっと帰ってきたと故郷を意識するのがこの辺りで、春夏秋冬絵になる風景を見せてくれる。前年の秋に道端でその山に向かって絵を描いている初老の方を見かけ、一旦車を止めたが、邪魔をしてはと思い直してその場を後にしたことがあった。山に向かって絵を描く男のいるその風景がまた一枚の絵のようで心に残った。で、そんな事は忘れて次の春に通りかかったのだが、また同じ所で同じ方が、、、。(2014年春詠)

「秋に見し絵描またゐる山笑ふ」への2件のフィードバック

  1. 毎日パンダの写真を撮りに上野動物園へ通う人がいます。
    毎日富士山の写真を撮る人がいます。
    その絵かきさんも同じ山を何枚も描いているのでしょう。
    俳句でも毎日同じ場所で何か違う事を感じられるものでしょうか?
    毎日は難しいですか?

    1. 俳句も同じです。
      毎月同じ場所を吟行して、同じ場所で句会を開いていますが、皆さんいつも新鮮な句を出されますよ。
      不思議なものです。
      私も日常にある発見がテーマにしています。
      句の内容を問わなければ毎日も十分可能ですが、残して、例えばブログに書けるような句となると難しいですね。

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