ほつれより夕日零るる秋簾

二階に西向きの窓があり、年中簾を垂らしている。そろそろ日差が強くなる春先に取り替えると、たいていは次の春先まで持つが、さすがに何度も台風に曝されてこの季節になると傷みが目に付くようになってくる。築三十年、いろいろな簾を使ってみたが、結局持ちに値段による差はほとんど無く、品物の当たり外れによる差のほうが大きいように思う、、、。(2014年秋詠)

「ほつれより夕日零るる秋簾」への2件のフィードバック

  1. 東京単身赴任の時に借りた部屋は高台の2階で東と南が窓の明るい部屋でした。
    朝が早い東京の東の窓から照りつける光は強く、これを遮るためにすだれを吊るしました。
    広島に戻って1年後だったかGoogleでその部屋を見てみると、自分が吊るしたままの姿ですだれが写っていました。
    さすがに今は捨てられているでしょう。

    1. そう言われてストリートビューで我が家を見てみたら、簾が見える方角からは遠すぎて見えませんでした。

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