父は昔から煎茶が好きでした。私も嫌いではないので、若い時から、誘われれば相手をしました。父が話をしながら淹れてくれるのを待って、私はひたすら飲むだけの係でした。後の事が話題になったかと言えば、決してそんなことはなく、そういう話をしない間に父は死んでしまいました。わかっていれば父だって話したでしょうが、後悔先に立たずです。僅かに聞いた話の切れ端が、あまりにも短いのです。(1999年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
父は昔から煎茶が好きでした。私も嫌いではないので、若い時から、誘われれば相手をしました。父が話をしながら淹れてくれるのを待って、私はひたすら飲むだけの係でした。後の事が話題になったかと言えば、決してそんなことはなく、そういう話をしない間に父は死んでしまいました。わかっていれば父だって話したでしょうが、後悔先に立たずです。僅かに聞いた話の切れ端が、あまりにも短いのです。(1999年夏詠)
私も高校卒業以降は離れて暮らしたのであまり話をしていないですね。
たまに実家に帰っても食事の席で世間話をするくらいでした。
いつだったか娘が宿題で昔の話を聞くという事が有り、訪ねた時に戦争の悲惨さを話してくれました。
煎茶と言えば中学生の頃から行っていた散髪屋の主人が煎茶を飲ましてくれました。
髪を切ってもらった後にいただいた煎茶はほんの少しなのですが大人の仲間入りをしたような気にさせてくれました。
お父さんの煎茶好きを引き継いでいますか?
煎茶に限らず、お茶は好きです。
作法などは全く知りませんが、美味しいお茶をいただくとホッとします。