石仏の朽ちし花筒竜の玉

何とも美しい青い玉を、子どもの頃は「くす玉」と呼んでいました。細い竹で鉄砲を作り、その弾として使っていましたが、大きさが均一で、青い表皮の下は白くて硬い球状で、鉄砲の弾には最適でした。それにたくさん採っても、ポケットに入れても、決して汚れることがないのが良かった。俳句を始めて「竜の玉」の名前を知ったが、すぐに納得できました。これほど最適な名前はないでしょう。(2000年冬詠)

「石仏の朽ちし花筒竜の玉」への4件のフィードバック

  1. くすだま鉄砲、懐かしいです。
    竜の玉とはまさにドラゴンボールでは無いですか、確かにあの輝きはきれいでした。
    もっと細い竹で杉の実を使った鉄砲も作りましたね。

    1. そうそう、私の通った小学校の生垣が杉で実弾(?)は豊富でした。
      あの頃は花粉症なんて言葉はなかったね。

  2. やはり、男の子は違いますね。私の場合は、かくれんぼしてしゃがむと、そこに龍の玉がありました。子供心にきれいだなあと見ていましたものです。俳句を始めるまで、50年近く忘れていました。

    1. 「かくれんぼ」も「ままごと」もしましたが、刀と鉄砲って男の子から切っても切れない玩具でしたね。

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