猫にだって表情がある。掲句の猫は阿智神社で見かける猫。たぶんノラなんだと思うけれど、それほど薄汚れているわけでもなく、正確なところは分からない。本殿の板場で寝ていたり、石段の横の茂みから出てきて前を横切ったりする。たいてはツンツンして通り過ぎるだけだが、何の拍子かこの時は行き過ぎてから振り向いた。その表情、恋に破れた後だったのかも知れないような孤独な顔、、、。(2015年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
猫にだって表情がある。掲句の猫は阿智神社で見かける猫。たぶんノラなんだと思うけれど、それほど薄汚れているわけでもなく、正確なところは分からない。本殿の板場で寝ていたり、石段の横の茂みから出てきて前を横切ったりする。たいてはツンツンして通り過ぎるだけだが、何の拍子かこの時は行き過ぎてから振り向いた。その表情、恋に破れた後だったのかも知れないような孤独な顔、、、。(2015年夏詠)
片かげり、これも初めて出会った言葉です。
誰が考えるのだか?
そうですね、だから面白い。