猫にだって表情がある。掲句の猫は阿智神社で見かける猫。たぶんノラなんだと思うけれど、それほど薄汚れているわけでもなく、正確なところは分からない。本殿の板場で寝ていたり、石段の横の茂みから出てきて前を横切ったりする。たいてはツンツンして通り過ぎるだけだが、何の拍子かこの時は行き過ぎてから振り向いた。その表情、恋に破れた後だったのかも知れないような孤独な顔、、、。(2015年夏詠)
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五月はや選びて歩く片かげり
今年の寒暖の差は何なんでしょうね。寒い日があるから暑い日が身体に応えます。ついつい日差をさけて歩いている自分がいます。五月というのに、、、。(2011年夏詠)