音たてて酸素出てゐる日永かな

しばらくこのシリーズで、、、。父の病室での句です。父は薬のおかげで夢とうつつの間を行き来しているような状態でした。高階の病室は静かで、窓には午後の日差しがあふれています。聞こえるのはバルブから出る吸入用の酸素の音だけです。この音さえなければ、こんな平和な部屋は、、、。(2003年春詠)

「音たてて酸素出てゐる日永かな」への3件のフィードバック

  1. ハートモニターだつたか?心臓の動きなどが表示される器具もありますね。
    物言わぬ父の病床の脇で見ていた記憶があります。

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