日本で一番美しいのがこの季節ではなかろうか。前日に代掻きの終った朝の代田に映る空や山や家々の風景。そして田植が終わり植田となって数日間の田に朝の光が射し始める時の風景。これに勝るものは無いのではないだろうかと思う。今がその時。(2010年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
日本で一番美しいのがこの季節ではなかろうか。前日に代掻きの終った朝の代田に映る空や山や家々の風景。そして田植が終わり植田となって数日間の田に朝の光が射し始める時の風景。これに勝るものは無いのではないだろうかと思う。今がその時。(2010年夏詠)
そういえば代掻きを牛が手伝っていた様な記憶も有ります。我が家は牛は飼っていなかったけど近所には牛を飼う家が何軒か有り、川原で遊んでいて牛の糞を踏むなんて事も有りました。馬が荷車を曳く光景も思い出します。今とは随分違う子供時代だったのです。
はい、これは牛舎からの声ですが、子どもの頃はそうでしたね。
農繁休暇なんてのもありました。
さすが、牛二さん。
朝の光景に牛の鳴き声を登場させるとは。
早く畦草刈って食べさせろという催促だったのですね。
ははは、それは何とも。
この牛が冬の早朝に売られて行くのも見ましたが、近所に残っていた最後の牛ではないかと思います。
今も植田が広がっていますが、牛の声は聞えません。
私も仕事柄、何度も子牛を出す時に会いましたが、育てたおかあちゃんや娘さんの目にはいつも光るものがありましたね。
育てた日にちの問題じゃあないんよ、とあるおかあちゃんはいいました。
私の母も、子牛が売られて行く朝には必ず泣いていました。