羊歯の芽ののの字を解く春の雨

雨が降ると急に植物が勢いづく。庭に吊るした釣忍の”の”の字の芽も伸びてきた。田舎に帰った時に祖父が作ったばかりの物をくれた。今から三十年以上前、子供が生まれるより前の事だった。中には祖父が自分で焼いた木炭が保水材として入っている。それだけで他に肥料をやる訳ではないが、水さえ切らさなければ今でも夏には涼しげな葉っぱを茂らせてくれる。植物の命は長い、、、。(2017年春詠)

「羊歯の芽ののの字を解く春の雨」への2件のフィードバック

  1. 庭の釣忍、実家の柿の木にぶら下がっていたはずだけど、今はどうなっているのかな?
    三十年以上も昔からのおじいさん手作りの釣忍、大切に大切に面倒見て来たのですね。

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