もう七年が経ってしまった。二か月を四国徳島で過ごした退職前、一日休みを取って室戸岬まで足を延ばした。海岸から最御崎寺まで遍路道を登ってみた。車にすれば良かったと何度も後悔したが、時折眼下に見える太平洋の白波と波音に励まされるようにして登った。毎年この時期になればこの四国での二か月を思い出すが、その記憶は年々薄くなって行くような気がする。良くも悪くも、最後の二か月だった、、、。(2017年冬詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
もう七年が経ってしまった。二か月を四国徳島で過ごした退職前、一日休みを取って室戸岬まで足を延ばした。海岸から最御崎寺まで遍路道を登ってみた。車にすれば良かったと何度も後悔したが、時折眼下に見える太平洋の白波と波音に励まされるようにして登った。毎年この時期になればこの四国での二か月を思い出すが、その記憶は年々薄くなって行くような気がする。良くも悪くも、最後の二か月だった、、、。(2017年冬詠)
四国に住んだ約20年間で二度室戸岬に行ったと思います。
もちろんいずれも車でした。
なんとも寂しい景色と感じた記憶ですが、牛二さんの記憶に残る室戸岬の印象は?
退職前の感情が混じって特別な物になっているのでしょうか?
退職前だからという事はありませんでしたが、太平洋沿いに走る室戸への道は確かにさびれた寂しい道でした。冬だった事もあるでしょうね。