棚田に沿う水路はやがて集まり小川となります。小川もすでに水は少なく、一面に秋草に覆われています。中でも大きく育った溝蕎麦の薄いピンクの花が群れ咲く様は、花の中に橋がかかっているようで、しばらく見とれてしまいました。<その7>(2009年秋詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
棚田に沿う水路はやがて集まり小川となります。小川もすでに水は少なく、一面に秋草に覆われています。中でも大きく育った溝蕎麦の薄いピンクの花が群れ咲く様は、花の中に橋がかかっているようで、しばらく見とれてしまいました。<その7>(2009年秋詠)
溝蕎麦って何の事か分かりませんでした。インターネットで見て納得です。
俳句をやっていると自然を見つめるからいろんな草花や動物の名前にも詳しくなる様ですね。
なるほど!と思える名前は覚えやすいものですね。
吟行で奈良の曽爾高原へすすきを見に行った折、泊まった旅館の一輪挿しに溝蕎麦が活けてあって、可憐さを見直したことがあります。旅館の人に、「溝蕎麦ですね、可愛いですね。」と声をかけると、「名前も知らずに摘んでいました。」とはにかまれました。野の花はほんとうに魅力的です。
この崩れ木橋の句は、とても好きです。
ありがとうございます。