長年徒歩通勤をしたが、それは自分の歴史でもあるし、道すがらの家々の歴史でもあります。通りかかると「おっちゃん、おはよう」と言ってくれた幼稚園の女の子は、高校生になり、やがて子どもを抱いて里帰りをした姿を目にするようになりました。貰われてきたばかりだった子犬は、うるさい犬に育ったが、やがて年老いて眠るばかりになってしまいました。柊のある家の叱られてばかりいた男の子は、いつの間にか見かけなくなってしまったなあ、、、。(1999年冬詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
長年徒歩通勤をしたが、それは自分の歴史でもあるし、道すがらの家々の歴史でもあります。通りかかると「おっちゃん、おはよう」と言ってくれた幼稚園の女の子は、高校生になり、やがて子どもを抱いて里帰りをした姿を目にするようになりました。貰われてきたばかりだった子犬は、うるさい犬に育ったが、やがて年老いて眠るばかりになってしまいました。柊のある家の叱られてばかりいた男の子は、いつの間にか見かけなくなってしまったなあ、、、。(1999年冬詠)
『おっちゃん、おはよう』なんて言ってくれるとうれしいね。
高校生になっても言い続けてくれたなら最高だね。
単身赴任中、千葉県の館山へ行った時、学校帰りの小学生達がどの子も『こんにちは』と挨拶をしてくれた。
見知らぬ親父に口々に言ってくれるのが一人で旅している自分としては本当にうれしかった。
何回挨拶しても他所を向いて通るおじさんおばさんもいるね。
いい歳をして挨拶も出来ないのか、と思うのだが、、、。
いい句ですね。もう柊が今を盛りと咲いていますね。木へんに冬と書くひいらぎは、きっと誰にも知られず立冬あたりからほころびはじめるのでしょう。
ありがとうございます。
そのようです。
この稿を書いた後で植えられている所が意外と多いのに気付きました。