山寺の閉ざし寒禽鳴くばかり

美咲町の本山寺での句。本山寺は私の好きな寺で、時々行きます。最初に行ったのは二十年ほど前になりますが、まだ道路も整備されておらず、田圃の間の道や細い山道を通って、山門の下に着きました。今は道路も整備され、山門の下に広い駐車場がありますが、当時は草ぼうぼうでした。三重塔のある一角は当時もきれいに整備されており、全く知識がなく訪れたものですから、異次元の世界に出会ったように驚き、塔を見上げた記憶があります。いつ行っても人は少ないですが、冬は特に少なく、鳥の声ばかりが聞こえます。(2011年冬詠)

「山寺の閉ざし寒禽鳴くばかり」への2件のフィードバック

  1. そんな細道のころからご存知だったのですか。最初に吟行で連れて行ってもらったとき、垣間見えた淡い色の三重塔に薄紅葉がかかっていて、まさに異次元の世界に迷い込んだようでした。
    今日の句会、遠くからお疲れ様でした。よい句にたくさんまみえることができました。

    1. お世話になりました。
      今日も行きがけに本山寺へ寄りました。
      相変わらずの森閑とした中で心を静めて来ました。
      元気を出してがんばりましょうね。

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