私の祖父は木炭の検査員という仕事をしていました。退職後の晩年は自分で炭を焼いていました。私も多少は手伝った記憶があるのですが、それよりも炭焼き小屋で遊んだ記憶のほうがたくさんあります。火を入れた窯の真っ赤に焼けた焚き口で焼きいもを作ると最高に美味しくできました。たぶん陶磁器を焼く窯でも同じではないかと、釜場の俳句を読む度に私は不謹慎なことを考えてしまいます、、、。そんな祖父が、なんの拍子か夢に出てきました。それも自転車の後に私を乗せてあちこち連れて行ってくれていた頃の若い姿でした、、、。(2012年春詠)
お祖父さんは珍しい仕事をされていたんですね。
それだけ木炭が生活に密着していたんでしょう。
今でも同じ仕事の人も居られるんでしょうか?
たぶん居られないと思います。