はやくも四月の終り、春ももう少し、鳥の声に目覚めて春の夢は相変らずの中途半端、、、。(2020年春詠)
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覚え無きものに鼾と春の夢
なんと言われようと、記憶にはないのです、、、。(2020年春詠)
家出猫もどりしことも春の夢
まあいろんな夢を見るものです。どこでどうしていることやら、、、。(2018年春詠)
それぞれの過去へ未来へ春の夢
過去へ未来へ自由に行ければこんな楽しい事はないのだろうが、これがなかなか難しい。それに楽しい夢は目覚めると忘れていることが多い。それどころか、最近は夢を見る事さえ減ってしまったような気がする。それはともかく、眠るには良い季節になった、、、。(2016年春詠)
春の夢目覚と共に佳句消ゆる
よくあるんです、、、。(2016年春詠)
昨日今日二日続きの春の夢
夢はたいてい朝起きると忘れているものだが、掲句の日は覚えていた。それも二日続きで連続ドラマのように。で、掲句になった訳ですが、その夢が何だったかは、今となっては思い出せない、遠い春の夢です、、、。(2015年春詠)
現れし祖父若々し春の夢
私の祖父は木炭の検査員という仕事をしていました。退職後の晩年は自分で炭を焼いていました。私も多少は手伝った記憶があるのですが、それよりも炭焼き小屋で遊んだ記憶のほうがたくさんあります。火を入れた窯の真っ赤に焼けた焚き口で焼きいもを作ると最高に美味しくできました。たぶん陶磁器を焼く窯でも同じではないかと、釜場の俳句を読む度に私は不謹慎なことを考えてしまいます、、、。そんな祖父が、なんの拍子か夢に出てきました。それも自転車の後に私を乗せてあちこち連れて行ってくれていた頃の若い姿でした、、、。(2012年春詠)