青梅や猫にもありし氏素性

野良猫が居つくのにも何かの縁があるのでしょう、我家は目下空家状態です。しばらくアメリカンショートヘア風の愛想の良い猫が来て餌をねだっていたのですが、これは近所の飼猫と分かった頃から来なくなりました。次は深緑色のビロードのような毛並の子猫、これもどこかの名のある猫のご落胤風。用心深くて決して触らせない、餌は貰っても尻尾は振らないよと言った野良の気品漂う猫でしたが、ある夜喧嘩の声がして次の日から居なくなりました。それから時々眼にするようになったのが茶色の大きな猫、どうやらこれが新しく就任したボスで、見回りには来るが餌を貰おうという気はないようです。ということで、空家となっています、、、。(2011年夏詠)

「青梅や猫にもありし氏素性」への2件のフィードバック

  1. 猫の氏素性が気になった背景は何だったのでしょう?
    梅が出て来ました、妻は今年も梅干しを作る事でしょう。(本人用の梅酒も)

    1. 句は下津井吟行の祇園神社で詠んだ句です。
      梅の木が何本もあり、立派なゴルフボール大の青梅がたくさん生っていました。
      港のそばだから猫もたくさんいましたが、どれもいかにも日本猫ですという感じの、胴長短足の猫でした。
      最近こういう猫が少ないです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です